⑫ 家庭の安心感を取り戻す方法(実践編)
はじめに
心配しているからこそいろいろと言ってしまう・・・でも・・・。
毎日毎日いろいろ言われて・・・。
イヤになる?
うん。もうちょっと・・・。
そっとしておいてほしいよね・・・。
- 1. はじめに
- 2. 「家にいるのに、ずっと不機嫌なんです」
- 2.1. 子どもから見た家の中
- 3. 「安心できる家」って何だろう
- 3.1. 「何もしない一日」を許せなかった
- 3.2. 普通の会話を一つ増やしてみる
- 3.3. 「ありがとう」を増やしてみる
- 3.4. 親の表情も子どもは見ている
- 3.5. 一週間、家の空気を変えてみる
- 4. 「言われなくなったら、少し楽になった」
- 4.1. 安心できると「普通の会話」が戻ってくる
- 4.2. 「安心させよう」とし過ぎないことも大切
- 5. 家庭が「戻れる場所」になるということ
- 5.1. 親が変われば、すぐ子どもが変わるわけではない
- 5.2. 安心感は「何も言わないこと」ではない
- 6. おわりに
- 6.1.1. 理論編はこちらから
はじめに
「家にいるのに、全然休めていないように見えるんです。」
不登校の相談では、そんな言葉を聞くことがあります。
学校へ行けなくなったのだから、家庭では安心して過ごしてほしい。
保護者はそう思っています。
しかし、実際には、
「今日は何時に起きたの?」
「勉強はした?」
「ゲームは何時間やったの?」
「明日は学校へ行けそう?」
といった会話が増え、子どもにとって家庭が「休む場所」ではなく「毎日確認される場所」になってしまうことがあります。
保護者も悪気があるわけではありません。
このままでいいのか不安だから、確認したくなるのです。
今回は、中学二年生の子どもが不登校になって二か月ほどたった家庭を例に、どうすれば家庭の安心感を取り戻していけるのかを考えていきます。
「家にいるのに、ずっと不機嫌なんです」
🔴 保護者
「先生、最近、息子が家にいてもずっとピリピリしているんです。」
🔵 講師
「どんな時にそう感じますか。」
🔴 保護者
「私が何か聞くだけで、すぐ嫌そうな顔をします。」
「例えば、
『今日は何時に起きたの?』
と聞くだけでも、
『別に何時でもいいじゃん。』
と言われます。」
🔵 講師
「他にはありますか。」
🔴 保護者
「『ご飯食べる?』は普通なんです。」
「でも、
『勉強した?』
『学校から連絡あったよ。』
『明日はどうする?』
みたいな話をすると、すぐ部屋に行ってしまいます。」
🔵 講師
「学校に関係する話題になると、反応が変わるんですね。」
🔴 保護者
「はい。」
「でも、話さないわけにもいかないですよね。」
「学校から連絡は来ます。」
「勉強のこともあります。」
「生活リズムも心配です。」
「親として、全部無視するわけにはいかないと思うんです。」
🔵 講師
「その通りです。」
「必要な話はあります。」
「ただ、一つ確認してみたいことがあります。」
🔴 保護者
「何でしょう。」
🔵 講師
「最近、お子さんと学校とは関係のない話を、どれくらいしていますか。」
お母さんは少し考えました。
🔴 保護者
「……あまりしていないかもしれません。」
🔵 講師
「不登校になる前は、どんな話をしていましたか。」
🔴 保護者
「ゲームの話とか。」
「部活の話。」
「晩ご飯の話。」
「テレビ見ながら、『これ面白いね』とか。」
「本当に普通の話です。」
🔵 講師
「最近は?」
🔴 保護者
「朝は『何時に起きるの?』。」
「昼は『何か勉強した?』。」
「夜は『明日は学校どうする?』。」
お母さんは、自分で言いながら黙ってしまいました。
🔴 保護者
「……学校の話ばかりですね。」
子どもから見た家の中
🔵 講師
「少し、お子さんの立場になって考えてみましょう。」
「朝起きたら、
『遅いよ。』
と言われる。」
「昼にゲームをしていたら、
『勉強しなくていいの?』
と言われる。」
「夕方には、
『今日は外に出なかったね。』
と言われる。」
「夜には、
『明日は学校へ行く?』
と聞かれる。」
🔴 保護者
「……嫌ですね。」
🔵 講師
「もちろん、お母さんは責めるつもりではないと思います。」
🔴 保護者
「ありません。」
「全部、心配だからです。」
🔵 講師
「そうですよね。」
「ただ、子ども側からすると、
『家にいてもずっと自分の状態を見られている。』
と感じることがあります。」
🔴 保護者
「監視されてるみたいに感じるということですか。」
🔵 講師
「そう感じる子もいます。」
「特に本人自身が、
『学校へ行けていない。』
『勉強していない。』
『生活が崩れている。』
と気にしている場合には、大人のちょっとした確認でも強く刺さることがあります。」
🔴 保護者
「私は、本人は何も気にしていないと思っていました。」
🔵 講師
「どうしてですか。」
🔴 保護者
「ゲームして笑ってるからです。」
「本当に気にしているなら、もっと焦るんじゃないかって。」
🔵 講師
「でも、学校の話になると部屋へ戻るんですよね。」
🔴 保護者
「はい。」
🔵 講師
「それなら、何も感じていないとは限りません。」
「むしろ、気にしているからこそ、触れられたくないのかもしれません。」
「安心できる家」って何だろう
🔴 保護者
「先生、安心できる家庭って、具体的にどういう状態なんでしょう。」
🔵 講師
「お子さんが、
『学校へ行けなくても、この家では責められない。』
『何かできない日があっても、自分の居場所がなくならない。』
と思える状態だと思います。」
🔴 保護者
「でも、それって何でも許すということになりませんか。」
🔵 講師
「そこは違います。」
「安心できることと、ルールがないことは同じではありません。」
「例えば夜中の二時、三時までゲームを続けていて生活が大きく崩れているなら、家族で考える必要があります。」
「ただ、
『学校に行かなかった罰としてゲームは禁止。』
とするのと、
『睡眠を整えるために、夜は何時までにしようか。』
と考えるのでは意味が違います。」
🔴 保護者
「罰ではなく、生活を守るためのルール。」
🔵 講師
「そうです。」
「何もしない一日」を許せなかった
🔴 保護者
「私、息子が何もしない日を見るのがすごく苦手です。」
🔵 講師
「何もしない日というのは?」
🔴 保護者
「朝遅く起きて。」
「ご飯食べて。」
「ゲームして。」
「動画見て。」
「また寝る。」
「それだけです。」
「そういう日を見ると、
『今日一日、何もしてないじゃない。』
と言いたくなります。」
🔵 講師
「実際に言ったことはありますか。」
🔴 保護者
「あります。」
「すると息子は、
『別にいいじゃん。』
と言います。」
「その言い方にまた腹が立ってしまって。」
🔵 講師
「では、お母さんに一つ聞いてみます。」
🔴 保護者
「はい。」
🔵 講師
「お子さんは今、以前と同じだけのエネルギーがあると思いますか。」
🔴 保護者
「……ないと思います。」
🔵 講師
「もし心のエネルギーがかなり減っている時期なら、
『何もしないように見える一日』
が必要なこともあります。」
🔴 保護者
「でも、本当に何もしなくてもいいんでしょうか。」
🔵 講師
「ずっと何もしなくていい、と決める必要はありません。」
「ただ、今日一日を見て、
『今日は何も成長しなかった。』
と評価しなくてもいいんです。」
「眠れた。」
「食べられた。」
「家族と同じ部屋にいられた。」
「好きなことを少し楽しめた。」
「それも、その時期には意味のあることがあります。」
普通の会話を一つ増やしてみる
🔵 講師
「お母さんに、一つ試してほしいことがあります。」
🔴 保護者
「何でしょう。」
🔵 講師
「一日に一回、学校と関係のない会話をしてみてください。」
🔴 保護者
「一回だけ?」
🔵 講師
「まずはそれで十分です。」
「例えば、
『今日の晩ご飯、何がいい?』
でもいいです。」
「『そのゲーム、どんなゲームなの?』
でもいい。」
「『このテレビ面白いね。』
でもいい。」
🔴 保護者
「それで安心感が戻るんでしょうか。」
🔵 講師
「一回で変わるわけではありません。」
「でも、
『母親と話す=学校のことを聞かれる』
という状態を少しずつ変えていくことはできます。」
🔴 保護者
「なるほど……。」
「ありがとう」を増やしてみる
🔵 講師
「もう一つあります。」
🔴 保護者
「はい。」
🔵 講師
「お子さんに『ありがとう』と言える場面を探してみてください。」
🔴 保護者
「何か手伝った時ですか。」
🔵 講師
「それもあります。」
「食器を運んでくれた。」
「荷物を受け取ってくれた。」
「弟に何か教えてくれた。」
「何でもいいんです。」
「大げさに、
『すごいね!』
と褒める必要はありません。」
「ただ、
『ありがとう、助かった。』
と伝える。」
🔴 保護者
「それならできます。」
🔵 講師
「不登校の子どもの中には、
『自分は家族に迷惑をかけている。』
と思っている子もいます。」
「だから、
『自分がここにいることで誰かが助かった。』
という小さな経験が安心につながります。」
親の表情も子どもは見ている
🔴 保護者
「でも先生、私が何も言わなくても、息子に分かるみたいなんです。」
🔵 講師
「何がですか。」
🔴 保護者
「私がイライラしていることです。」
「ゲームをしている息子を見て、何も言わないようにしても、
『何?』
って言われます。」
🔵 講師
「子どもは表情をよく見ていますからね。」
🔴 保護者
「じゃあ、イライラしないようにしなきゃいけないんですか。」
🔵 講師
「それは無理ですよ。」
「親にも感情があります。」
「不安にもなりますし、腹が立つこともあります。」
「大切なのは、その感情を全部子どもにぶつけないことです。」
🔴 保護者
「どうしたらいいでしょう。」
🔵 講師
「まず、
『今、自分はかなり不安なんだ。』
と気づくことです。」
「そして、その不安を子どもに答えさせない。」
「例えば、
『このまま将来どうするの?』
と聞きたくなったら、
『これは今、私が不安だから聞きたくなっているのかもしれない。』
と一度考える。」
🔴 保護者
「自分の不安と、息子の問題を分けるんですね。」
🔵 講師
「そうです。」
一週間、家の空気を変えてみる
お母さんは、その日から少しずつ関わり方を変えてみました。
朝、息子が遅く起きても、
「もうこんな時間だよ。」
とは言わず、
「おはよう。」
とだけ声をかけました。
昼にゲームをしていても、すぐに勉強の話をしませんでした。
ある日の夕方。
🔴 保護者
「今日、何食べたい?」
息子は少し意外そうな顔をしました。
「何でもいい。」
以前なら、
「何でもいいじゃ困るよ。」
と言っていたかもしれません。
でもその日は、
🔴 保護者
「じゃあ、お母さんカレー食べたいからカレーにするね。」
と答えました。
「俺もカレーでいい。」
それだけの会話でした。
でも、お母さんは、
「今日は学校の話をせずに会話が終わった。」
ということに気づきました。
数日後、息子が洗濯物を取り込んでくれました。
🔴 保護者
「ありがとう。助かった。」
息子は、
「別に。」
と言いました。
それでも、お母さんはそれ以上何も言いませんでした。
一週間ほどたったある日の夜。
お母さんがリビングでテレビを見ていると、息子が部屋から出てきました。
そして何も言わず、少し離れたソファに座りました。
以前なら、
「どうしたの?」
「学校のこと考えてた?」
と聞いていたかもしれません。
その日は何も聞きませんでした。
しばらく二人でテレビを見ていました。
十分ほどして、息子が突然言いました。
「最近さ。」
🔴 保護者
「うん。」
「母さん、学校のことあんまり言わなくなったね。」
お母さんは、少しだけ緊張しました。
そして、息子の次の言葉を待ちました。
「言われなくなったら、少し楽になった」
「母さん、学校のことあんまり言わなくなったね。」
お母さんは、すぐには答えませんでした。
少し間を置いてから、静かに言いました。
🔴 保護者
「うん。前は言い過ぎてたかなと思って。」
息子はテレビを見ながら、小さくうなずきました。
「前はさ。」
🔴 保護者
「うん。」
「母さんが部屋に来るだけで、また学校の話かなって思ってた。」
お母さんは胸が詰まるような感覚になりました。
🔴 保護者
「そんなふうに思ってたんだね。」
「うん。」
「なんか、ずっと怒られる準備してるみたいだった。」
🔴 保護者
「怒られる準備……。」
「別に毎回怒られてたわけじゃないけど。」
「『学校どうする?』って聞かれるだけでも嫌だった。」
「答え分かんないし。」
「分かんないって言うと、母さん困った顔するし。」
お母さんは、その言葉を聞いて初めて気づきました。
自分では強く責めていないつもりでも、表情やため息まで含めて、息子は全部受け取っていたのです。
🔴 保護者
「お母さんも不安だったんだ。」
「だから、何か答えが欲しかった。」
「いつ学校へ戻るのか。」
「勉強はどうするのか。」
「でも、それをあなたに答えさせようとしてたのかもしれない。」
息子は少し考えてから言いました。
「今は分かんない。」
🔴 保護者
「うん。」
「分かんない。」
🔴 保護者
「今は分からなくてもいいよ。」
息子はその言葉を聞いて、少しだけお母さんの方を見ました。
安心できると「普通の会話」が戻ってくる
それから数日。
家庭の中に、以前のような何気ない会話が少しずつ戻ってきました。
「今日寒いね。」
「このカレー辛い。」
「弟、またゲーム負けて怒ってる。」
「この動画面白いよ。」
本当に小さな会話です。
しかし、お母さんにとっては大きな変化でした。
以前は、息子と話せる機会があると、
「今なら学校のことも聞けるかもしれない。」
と思っていました。
でも今は、普通の会話を普通の会話のまま終わらせるようにしました。
ある日の夕食後、息子が食器を流しまで運びました。
🔴 保護者
「ありがとう。助かったよ。」
「これくらい普通でしょ。」
🔴 保護者
「うん。でも助かったから。」
息子は少し照れたような顔をして部屋へ戻りました。
それだけでした。
けれど、その「それだけ」が大切でした。
褒め過ぎない。
期待を乗せ過ぎない。
ただ事実として、感謝を伝える。
その積み重ねが、家庭の緊張を少しずつ和らげていきました。
「安心させよう」とし過ぎないことも大切
後日、お母さんは講師にこう話しました。
🔴 保護者
「先生、最近ちょっと気をつけてるんです。」
🔵 講師
「どんなことですか。」
🔴 保護者
「安心させようとして、何でも『大丈夫だよ』って言わないようにしています。」
🔵 講師
「それはどうしてですか。」
🔴 保護者
「前は、
『絶対大丈夫。』
『そのうち学校行けるよ。』
って言ってたんです。」
「でも、本人からしたら先のことなんて分からないですよね。」
🔵 講師
「そうですね。」
🔴 保護者
「だから最近は、
『今日は今日はでいいよ。』
『今困ってることがあれば一緒に考えよう。』
くらいにしています。」
🔵 講師
「とてもいい変化だと思います。」
「安心感というのは、
『未来は絶対うまくいく』
と保証することではありません。」
「分からないことがあっても、
『一人で抱えなくていい』
と思えることです。」
家庭が「戻れる場所」になるということ
それからしばらくして、息子の生活にも少しずつ変化が出てきました。
朝起きる時間が少し早くなりました。
食卓にいる時間が増えました。
昼間に一緒に買い物へ行くこともありました。
そしてある日、息子が自分から言いました。
「ちょっと外出ようかな。」
🔴 保護者
「どこ行く?」
「コンビニ。」
🔴 保護者
「一人で?」
「うん。」
以前のお母さんなら、
「じゃあ学校も少し行けるんじゃない?」
と言っていたかもしれません。
しかし、その日は言いませんでした。
🔴 保護者
「気をつけてね。」
それだけでした。
二十分ほどして息子は戻ってきました。
「アイス買ってきた。」
🔴 保護者
「いいね。」
「母さんも食べる?」
🔴 保護者
「食べる。」
二人でアイスを食べました。
学校の話はしませんでした。
けれど、お母さんは感じていました。
少し前まで部屋に閉じこもり、家族との会話も減っていた息子が、自分から外へ出て、自分から会話をしている。
それは小さな変化でした。
でも、確かな変化でした。
親が変われば、すぐ子どもが変わるわけではない
🔴 保護者
「先生、最近前より家の空気はいいです。」
🔵 講師
「それはよかったですね。」
🔴 保護者
「でも、まだ学校には行っていません。」
🔵 講師
「はい。」
🔴 保護者
「正直、そこはやっぱり焦ります。」
🔵 講師
「当然だと思います。」
「ただ、家庭の安心感を取り戻す目的は、
『早く学校へ行かせること』
ではありません。」
🔴 保護者
「そうですよね。」
🔵 講師
「安心できることで、
『自分の状態を落ち着いて考えられる。』
『困っていることを話せる。』
『何かやってみようと思える。』
その土台をつくることなんです。」
🔴 保護者
「学校へ行くかどうかは、その先にあるかもしれない。」
🔵 講師
「そうです。」
「そして、その先が学校とは限りません。」
「まず勉強かもしれない。」
「誰かと話すことかもしれない。」
「生活を整えることかもしれない。」
「本人にとって必要な一歩は一人ひとり違います。」
安心感は「何も言わないこと」ではない
🔴 保護者
「先生、最初は『安心させる=何も言わない』だと思っていました。」
🔵 講師
「今は違いますか。」
🔴 保護者
「はい。」
「必要なことは話しています。」
「ゲームの時間も、寝る時間も。」
「でも、前みたいに全部学校と結びつけないようにしています。」
🔵 講師
「それが大切です。」
🔴 保護者
「学校へ行かなかった罰としてルールを作るんじゃなくて、家族として生活するためのルールにする。」
🔵 講師
「そうですね。」
「安心できる家庭には、ルールがないわけではありません。」
「むしろ、
『ここではこう暮らそう。』
という見通しがあることも安心につながります。」
おわりに
不登校が続くと、家庭の中には少しずつ緊張が生まれます。
保護者は将来が不安になる。
子どもはその不安を感じ取る。
学校の話をすると空気が重くなる。
勉強やゲーム、生活リズムをめぐって言い争いが増える。
そうして、いつの間にか家庭が「安心して過ごす場所」ではなく、「自分を評価される場所」になってしまうことがあります。
だからこそ、家庭の安心感を取り戻すことが大切です。
それは、何も言わないことではありません。
何でも許すことでもありません。
学校のことを諦めることでもありません。
必要な話はする。
生活のルールも考える。
困っていることがあれば支える。
そのうえで、
「学校へ行けない日があっても、あなたの居場所はここにある。」
ということが伝わる家庭をつくることです。
安心感は、大きな言葉一つで生まれるものではありません。
「おはよう。」
「ありがとう。」
「今日は何食べる?」
「それ面白そうだね。」
そんな何気ないやり取りの積み重ねで、少しずつ戻ってきます。
そして家庭が安心できる場所になると、子どもは少しずつ自分の気持ちを言葉にできるようになります。
外へ出てみようと思うことがあります。
何かを学んでみようと思うこともあります。
これからどうしたいのか、自分で考える余裕も生まれてきます。
家庭は、子どもを急いで元の状態へ戻すための場所ではありません。
疲れた時に戻り、心と体を整え、もう一度自分の力で歩き始めるための場所です。
その安心できる土台を少しずつ取り戻していくことが、子どもが自分の未来へ向かって動き出すための大きな支えになっていくのです。
理論編はこちらから
⑫ 家庭の安心感を取り戻す方法(理論編)
はじめに 不登校が続くと、家庭の雰囲気は少しずつ変わっていくことがあります。 朝になると緊張する。 子どもが起きてこないと、保護者が不安になる。 学校の話をすると子どもが黙る。 ゲームや生活リズムのことで言い争いになる。 […]
学校に行けないお子さんのための家庭教師
不登校のお子さんのことで悩まれている方からのご相談が増えています。
無理に勉強を始める必要はありません。
まずは今の状況をお聞かせください。
【ご相談の流れ】
① メール・電話・LINEでご相談
② 現在の状況をヒアリング
③ お子さんに合った進め方をご提案
※ご相談だけでも大丈夫です
※無理な勧誘は一切ありません


